2015.11.25
ニュース
日本の歴史ある和錠「覚眠錠」が、国立科学博物館 産業技術史に登録されました。
覚眠錠とは
覚眠錠とは、現在より120年以上前、明治28年(西暦1895年)に株式会社日本ロックサービスの祖である二上外次郎(ふたがみ そとじろう)により開発されたカラクリ錠です。
覚眠錠の特長
覚眠錠の特長は、鍵穴の封を開けるとゼンマイ仕掛けの鐘が鳴動し周囲に解錠を知らせるというたいへん珍しい警報装置付の錠前です。
2本の異なる鍵を用いて決められた手順で4つの鍵穴に挿入し、操作しないと開かない特殊な創りになっており、すべてが手作りで1台1台の開け方が異なります。
主に蔵などに引戸専用で使用されておりましたが、今では製造記録が無く、生産台数も不明ですが実物は20台ほど現存しています。
・リンク先:国立科学博物館 産業技術資料データベース