防犯コラム
空き巣の侵入手口 - 補助錠を利用した1ドア2ロック -
空き巣はまず建物のターゲットを決め、最も容易な侵入口を探します。
そしてその侵入口に合った侵入手口を使い、建物へ侵入します。
侵入口として最も多いのは窓、2番目に多いのは表の出入り口です。
侵入手口としては、ガラス破り、無施錠の順で多く、それ以外に巧妙な手口として、以下の3種類が挙げられます。
それぞれの対策と併せて確認をしてみてください。
ピッキング
「ピック」「テンション」と呼ばれる耳かき状の特殊な金属棒を鍵穴に差し込み、短時間で錠を無破損開錠する手口。
[対策]
・ピッキングに強い錠前に変更する。
・補助錠を取り付ける。
サムターン回し
ドリルなどでドアに穴を開け、穴から特殊な工具を差し込み、サムターンを回して開ける手口。
[対策]
・サムターンにカバーを付け、外部からサムターンを不正に解錠出来ない様にする。
・サムターン回し対策済のサムターンに取り替える。
・補助錠を取り付ける。
カム送り
特殊工具を用いて錠シリンダーを迂回して直接ケース内のデッドボルトを作動させ開ける手口。
[対策]
・特殊工具が入らないように隙間に金具をつける。
・補助錠を取り付ける。
3種類すべてに共通して使える対策は、補助錠を取り付けること。
主錠の他に補助錠を取り付けることで、「1ドア2ロック」となり防犯性が高まります。
空き巣の侵入手口を知っておくことも、防犯対策をする上で重要ですね。
※「1ドア2ロック」対策の際の豆知識:
空き巣の作業を困難にするために、補助錠の取り付け位置は上部にする。
防犯コラム制作担当:クリックマ
2016/09/16
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